「男女どっちにもピンとこない」
…そんな気持ち、実はけっこう珍しくありません。
「ノンバイナリー」は、男でも女でもない、あるいはその両方だったり、
そのどれにも当てはまらなかったり──そんな人たちの“居場所”のようなジェンダーラベルです。
性別の感じ方は、はっきり線を引けるものじゃなくて、グラデーションみたいに広がるスペクトラム
この診断テストでは、自分の性の感じ方がどんなタイプか?がわかります。
正解も不正解もなく、自分を知るためのヒントとして、気軽に試してみてくださいね!
”あなたのフラッグ”を見つけにいこう!
目次①〜⑥の中から自分の感じる性別の感覚を探してクリック!
テーマカラーがわかるオリジナルフラッグ&ジェンダーラベルがわかる!
何が違うかわかりにくい類似ラベルとの違い解説つきで誰にでもわかりやすい◎
①自分の性別以外に他の性別がいる
例えば・・・
出生児の身体性別は女なのにほあまり女性という感覚がない。
女性だけど自分は男性のように時々感じる。
自分に性別が無いAgenderとは言えないレベルには男性を感じる。
でも、性別違和を抱くほど深刻ではない。
あなたは・・・
”デミジェンダー” Demigender
(2010年)

デミジェンダーの種類
Aジェンダー/ジェンダーフラックスとの違い
当事者のこんな感覚から生まれたジェンダー・アイデンティティ
2010 年 8 月 12 日、AVEN のユーザー Bad Patient が次のような投稿をしました。
「…どんな言葉でも、前に『デミ』を付ければ自分に当てはまると自分に言い聞かせました。
そして、それが実は自分のジェンダーアイデンティティを表す言葉を見つけるのに役立つかもしれないと気づきました。
私は以前から、自分をアジェンダーと呼ぶには男性的な要素が強すぎるのではないかと感じていました。
だから、自分をデミガイ、デミデュード、デミブロークと呼ぶのはいい考えかもしれません…」
②2つの性別が自分の中にある
例えば・・・
2つのジェンダーは平等に感じる人もいれば、どちらかの存在の方が大きい人もいます。
両方のジェンダーを同時に感じたり、2つのジェンダーを行き来しているように感じることもあります。
あなたは・・・
”バイジェンダー” Bigender
(1980年)

アンドロジニ・アンドロジナス・アンドロジーンとのちがい
男らしさと女らしさが同時に存在する、もしくはどちらとも言えない中性的なジェンダーを表す言葉ですが、それぞれどう違うの?
性自認として使う場合
③男+女+それ意外の性別も自分の中にいる
例えば・・・
3つのジェンダーが自分に存在してる人。
3つのジェンダーのバランスは平等でなくていい。
ジェンダーを同時に感じたり、その中で変化していくように感じる。
あなたは・・・
”トライジェンダー” Trigender
(1999年以前)

「第三の性」Neutroisとのちがい
どちらも3がつくジェンダーアイデンティティ、トライジェンダーは3つのジェンダーの混合で、ニュートロワは男でも女でもない中立にいる第三の性という概念。属性は「Aジェンダー」に似ている。
もうひとつの第三の性
④複数の性別が自分の中にいる
例えば・・・
2つ以上の複数のジェンダー・アイデンティティを感じる。
2つ以上なのでバイジェンダーも含まれる。
ジェンダー・アイデンティティが多様で時間や状況によって流動することもある。
あなたは・・・
”マルチジェンダー” Multigender
(2006年以前)
”ポリジェンダー”を使う場合もあります。

類似のラベルちがい
⑤時間や状況により男、女、それ以外の性別を感じる
例えば・・・
自分の性別が流動的で日によって、時間によって、状況によって変化して定まらない。
自分の性別を定義したり特定できないが、クエスチョニングではない。
自認する性別は男女以外の存在するすべてのジェンダー・アイデンティティが含まれる。
あなたは・・・
”ジェンダーフルイド” gender-fluid
(1994年)

性別の感じ方に強弱がある場合
性別の不定性を感じるのはジェンダー・アイデンティティのゆらぎだけではありません。
性別が定まらない状態が横並びの流動性だとしたら、性別の感じ方にも不定性があります。強弱を上下の流動性として感じる人もいます。
⑥性別がないように感じる。あるいは、男女どちらでもない中立的。
例えば・・・
男女どちらでもないけど性別は感じる。
性別がない。
自分の性別にラベルをつけたくない。
性別を気にしない。
性別というより個人として自分を感じる。
あなたは・・・
”エイジェンダー”Agender
(2000年)

ジェンダーフリー、ジェンダーレスはジェンダー・アイデンティティではなく、
ファッション関係のジャンルのラベルとして使われます。
①〜⑥に近い考えがない方はこちら
この記事ではノンバイナリーカテゴリーの中のマイクロラベルを探すせるテストでしたが、
性自認全般についての診断テストもありますので、こちらがピンとこなかった方はぜひチェックしてみてくださいね!

自分をラベリングするメリット
※ある状態から、更に高度な状態へ飛躍すること。
「ラベル」は他人には見えない

「ラベリング」は”ゴール”じゃない?
特に性別に違和感を持つ人は生きづらさを感じる場面が多い可能性があります。
自分が生きていく生活の中で快適に過ごす方法や手段を見つけることが重要だと感じませんか?
ラベリングする意味がなくなる状態が本当のゴールかもしれません。
自分の人生をどう生きていくのか?が大切になっていくわけです。
用語解説
ノンバイナリーを当事者視点で解説

「ジェンダー」 とは?
男らしさ。女らしさ。
例えば、男は仕事。女は家庭。男は泣くな!女性らしくしなさい!など。
ジェンダーのバリエーション
一般的には男性と女性という二つの性別がありますが、ジェンダーはその性別の枠組みを超えて、多様性※を持っています。
「ジェンダー・アイデンティティ」とは?
日本には存在しなかった概念
わかりやすく!
自分がどのジェンダーに属するか、自分がどのような性別を感じるかを表します。
生物学的な性別と一致することを望む人もいれば、性別に関係なく自由なジェンダーアイデンティティを持つ人もいます。
ジェンダーは多様性があり、男性や女性の二元的な分類にとらわれない様々な表現が存在します。
ノンバイナリーの独り言
最期までお読み頂きありがとうございました!
自分がノンバイナリーなのか情報収集していて混乱したのはノンバイナリーの解釈の難しさです。
Xジェンダーの概念の方が理解しやすい理由は男女という存在している性別を基準にしている点。
ノンバイナリーは身体的性別以外に「男女二元論ではない性自認」という概念が存在しているという点。
性自認に関する日本の認知度はまだ低く「ノンバイナリー」「Xジェンダー」は当事者だけが知っている状態です。
このサイトを作り始めた時は自分と同じような悩みを持つ人により詳しい情報を伝える場所、安心してもらえる場所、新しい発見がある場所にしたいという思いが強かったですが、今後は”ラベルを見つけたその先”についての記事も書いていこうと計画中です。
オススメ海外サイト LGBTQ+wiki