アナタは生まれた時の身体の性別とその後の人生で自分が感じる性別は一致してますか?
その中でも自分が感じる性別が男か女かよくわからないと感じる性自認「Xジェンダー」
性別迷子になった当事者が「Xジェンダー」の感じ方を図で解説。海外で男女の枠に当てはめない性自認「ノンバイナリー」との違いをわかりやすい図解で解説!
Xジェンダーとは?
Xジェンダーの性別の感じ方
Xジェンダーのカテゴリーの中にも個々で性別の感じ方は異なります。
男と女が対局にある線状のバーで表現されることが多いですが、性別の感じ方は1本線で言語化できない領域があります。
当事者視点で複雑な性別の感じ方が視覚的にわかる図解を作りました!
図解の見方
①〜③「女性と感じるか」を強弱で表現
⑦〜⑨「男性と感じるか」を強弱で表現
④〜⑤女性と男性の中間「中性」は紫で表現
⑥性別を感じない「無性」を黒で表現

アナタはどのタイプのXジェンダー?

Xジェンダーは4つのタイプがあります。
性別の感じ方が中性、無性、両性、不定性によってかなり変わってきます。
白丸は性別を感じている位置です。
男でも女でもない中間にいると感じる

性別が無いと感じる

男でも女でもある

時と場合によって男と感じたり女と感じたりする

Xジェンダーとノンバイナリーちがい①
海外では性別違和がある人全般をトランスジェンダーカテゴリーで捉える傾向がある
Xジェンダーと似ているノンバイナリーはトランスジェンダーの傘下と捉えている。
性別違和があるXジェンダーはトランスジェンダーとはちがうの?

どちらも性別違和があるのは共通。
日本ではXジェンダーとトランスジェンダーは違うと認識している人が多い。
Xジェンダーは性別の感じ方を土台にしている
欧米では性別違和があるか無いかが基準
カテゴリー分けをする時に性別違和の有無シスジェンダーorトランスジェンダーで分ける。
その傘下に性別をどう感じるかがカテゴリー分けされる。
海外のノンバイナリー事情がわかる本を元に解説

Xジェンダーとノンバイナリーのちがい②
ノンバイナリーが持つ2つの意味
①性別の分け方のカテゴリーとしてのノンバイナリー
性別は生物学的な男と女のbinary(二元)以外に”自分が感じる”心理的な性自認があります。
non-binary(非二元)は男女の枠に枠に当てはめない性自認です。

一部の国ではパスポートなどにF/M/Xというように選択肢があり、このXはノンバイナリーやインターセックス、宗教的に男女の枠に当てはまらない第三の性である人が選ぶことができる。
②政治的・社会的な意味を持つノンバイナリー
近年、SDG’sの取り組みの一部としてジェンダー平等や、ジェンダーのあり方、トランスジェンダーを含むLGBTQ+の権利や差別禁止など、男女二元論への反発や疑問を持つ政治的、社会的な意味合いとしてノンバイナリーを使う人もいる。
バイナリーの考え方
自分で意識していなくても、社会的に“男/女のどちらか”とされていれば、バイナリー的に扱われる
パスポートや学校の名簿、トイレ表示などで「男/女」として扱われる
自覚がなくても「男性」「女性」とラベルを貼られて生きる人も含まれる
トランス女性もシス女性も「女性」というバイナリーな性別を持つ※
ノンバイナリーの感覚も個人差がある

ノンバイナリーにもXジェンダーと同じような性別のゆらぎがあり個人で感じる感覚は様々です。
Xジェンダーとの相互性
無性→Aジェンダー
中性→ニュートロワ、サードジェンダー
両性→バイジェンダー
不定性→ジェンダーフリュイド
より詳しく知りたい人はこちらへ

まとめ
Xジェンダーとノンバイナリーのちがい
共通点
どちらも性別違和がある
男女分けの概念に収まらない感覚がある
個々によって性別の感じ方がちがう
違う点
日本ではXジェンダーとトランスジェンダーのカテゴリーは分けて考える
欧米ではトランスジェンダーのカテゴリーの中にノンバイナリーがある
Xジェンダーは性別のカテゴリー分けのような感覚を持つ人が多い
ノンバイナリーは性別のカテゴリー以外に政治的、社会的な意味合いを持つ